2018.6.3~7.17
オーストラリアのカタマラン再入港
6月3日、オーストラリアのカタマラン「Free Spirit」が入港しました。
同艇は 今年5月に一旦淡輪に寄港しましたが、瀬戸内ラリー参加のためすぐに出港、ラリー終了後、瀬戸内海クルージングを楽しんだのち、今度の再入港になったものです。
艇はブラジル製、乗り組みは艇長の Ken Norris (68歳)と夫人のBelinda Schoeffel(63歳)のご夫婦で、本国ではメルボルン近郊で牛200頭を
飼育する牧場主だそうです。
今回のクルージングは2013年、艇を製造したブラジルを出航、南北両大陸の東岸を北上し、各地を訪ねながら、オンタリオ湖など5大湖に入り、シカゴ(?)からミシシッピー河の水路を通ってメキシコ湾に到達、カリブ海からパナマを経て太平洋に出て、ガラパゴスを始め、南太平洋の島々およびN.Z.を訪ね 本国には寄らずに北上、各地を訪ねながら今年5月に1回目の淡輪入港をされたものです。
こんごの予定は、この航海の最後の寄港地淡輪で、ヨットライフにピリオッドを打ち、空路帰国して牧場経営に専念する。フネはフランス人のScottoさ んにレンタルに出し、彼は6月20日過ぎから艇長として瀬戸内海クルージングの後、ポリネシアまで航海するとのことで、その後艇は売却するそうです。
ちょっと寂しいお別れですね。
オーナー帰国後一人艇に残り、艇のメンテナンスや天候の様子見をしていたフランス人のJean-Luc Scottoさんが7月17日単独でメキシコ向け出港しました。
途中和歌山マリーナシティに数日間滞在するそうです。
単独航については問題ないと自信があるようで、同氏はニースで水中工事の潜水夫をやっていたそうで、現在57歳。メキシコへの航程の途中、事情によってはハワイに立ち寄る
かも知れないが、メキシコ以降タヒチなどに立ち寄りフレンチポリネシアで航海を終了し、オーナーに艇を引き渡すそうです。
(追加の写真は7月15日クラブハウスでささやかな歓送会の時のもの)